Uraraka

潜在意識をアップデートして本来の自分を生きる/望む未来をクリエイト

ADHDの夫から学ぶこと~固定概念をぶっ壊す「普通って何?」~

夫みーちゃんが
ADHDであることがはっきりしたのは
昨年6月のことでした。

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夫がADHDを知ったきっかけ

私は数年前からおそらくそうだとは
思っていたのですが
彼自身がその問題と向き合うまでには
時間がかかりました。
みーちゃんが最初に
あれっ自分と似ているなと思ったのは
高城剛さんが自分はADHDであると
表に出していたのが
きっかけだったそうです。

高城さんの肩書は
ハイパーメディアクリエイターですが
私の中では興味あることを
いろいろやっている人です😆
健康オタクらしく
本をたくさん出されていたり
ほとんど荷物を持たずに
あちこち旅に出ていたりしているところが
みーちゃんに刺さったようです。
高城さんはそのミニマリスト精神から
バッグやスーツも
開発されていました😲
ちなみにうちのみーちゃんも
以前、海外出張先で
ほとんど荷物を持たずに
ジュラルミンケースに
レアメタルの部品だけという
出で立ちなゆえに
空港の検査場で怪しまれて
詰問されたそうです 💦

 

最終的に検査を受けた理由

そんな高城さんの影響から
自分がADHDだと
なんとなく思い始めてからも
それを受け入れて
どう向き合うかを
考えるようになるまでには
2年近くかかったようです。

その間
私は検査を勧めたことはありませんでした。
私が勧めたところで行かないことは
分かっていたからです。
結局、彼自身が仕事で行きづまり
体調を崩してどうにもならなくなったことが
受診の決断につながりました。
現在は薬を使わず
食事と整体でコントロール
している状況です。

 

パートナーである私の考えのシフト

ADHDの方やご家族は分かるかもしれませんが
ADHDの傾向の一つとして
忘れっぽいという面があります。
みーちゃんもそうです。

私はある時
洗面台がびしょびしょのままに
なっているのが嫌なので
使い終わったら拭いてほしいと
何度かみーちゃんに伝えたことが
あるのですが
拭いてくれたことはほぼありません。
また別の時には
お風呂用の珪藻土マットに
スリッパの足跡が付いていたり
使用後に立てかけてくれていないことも
気をつけてほしいと言っても
これもまたスルー。
何にも気にしないタイプなのかと言えば
そうでもなく
洗面所に畳んで置いてある
タオルの向きがそろっていないと
気になる様子で
今度は私が指摘されます😓

それでは
私はタオルの向きを揃えるようにするから
みーちゃんは洗面台をちゃんと拭くという
交換条件で折り合ったと思ったら
やっぱりびしょびしょのまま😑
私は今もタオル揃えてるぞー😤
そんな感じで
私はたまにむっとしながら
洗面台を拭いたり
珪藻土マットを磨いたりするのですが
みーちゃんは
わざとやらないのではないのだと思います。
本当に言われたことを忘れているだけ。
悪気はないんです。

考えてみると
どれも私が嫌なだけで
私が困るからやってほしいという
願望なだけでした。
それにみーちゃんを巻き込もうとしていた。
そこで考え方を変え
びしょびしょやマットの汚れが嫌なら
自分のために掃除しよう
きれいな状態になれば
自分の気持ちがすっきりするのだから
と思うようにしました。

相手のせいにする怒りは
実は行き場がなく
不毛なエネルギーの消費なので
エネルギーの無駄使いはなくしていきたい。

 

ADHDは固定概念をぶっ壊す「普通って何?」

ADHDの夫と向き合うことで
私は自分が一般概念やマイルールに
捉われていることに
気づくことがあります。
どうして普通に食事ができないの
どうして普通に出かけられないの
どうして他の夫婦がやっているようなことが
うちはできないの
・・・でもそもそも普通って何?ですよね。
それはたまたま
社会の中で過去から現在にいたるまで
当然とされてきた規範。
私の経験から多くを占めてきた学び。
それらを否定する必要はないけれども
その「普通」に固執することはもはや偏り

 

ADHDは個性

私はADHDの境界って難しいなと
思うことがあります。
生きづらさという点では
障害なのかもしれませんが
どちらかというと個性のように感じます。
みーちゃんは一つのことを
ずっと続けることが苦手で
転職もかなり多いのですが
私から見ると経験値が高くて
一緒にいると楽しいですし
何でもすぐに行動に移すところも
うらやましい。
仕事が早いのでやることやって
平気でサボったり
世の中の決まりより
合理性で割り切る行動も
私のような真面目すぎる人間からしてみれば
そういうやり方もありなんだ!
と違う世界があることに気づかせてくれる。

結婚して最初の数年間は
私もうつで
みーちゃんもうつだったと私は思っている。
そしてその頃はまだ
ADHDという言葉すら知らず
本当にきつかったし、つらかった。
私たちはケンカも多かったけれども
ぶつかりながらも
お互いを理解しようとし続けました。

 

克服ではなく楽に生きるということ

ADHDは本人がつらいことはもちろん
周りの家族も
どうしたらいいのか分からなくなり
一緒に病んでしまうケースがあります。
みーちゃんも自分でも
コントロールできないことがたくさんあり
落ち込んだし泣きました。
私もその生きづらさを思うと
一緒に苦しくなり、よく泣きました。

でも、私たち夫婦はお互い
無理をしないということを
一番にしようと決めたのです。
だからADHDを克服するというより
考え方や生き方をシフトすることで
もっと楽に生きたいと思っています✨
(これは私の成長でもあります)
仕事中、口頭で理解できなければ
文字で会話すればいい。
人の多いところがダメなら
穴場探しを楽しめばいい。
食事の音が気になるなら
夫婦別々に食べたっていい
・・・こうしていくにつれ
ケンカも減りみーちゃんの状況も
落ち着いてきました。
私たちを一番苦しめているのは
きっと固定概念に
自分を合わせてきたことなんでしょうね。

かしこ* 

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